【放射線技師】IターンUターン希望者の9割が知らないコト(一般病床ないと技師は活躍はできないって話)

放射線技師

2月中旬に国家試験受験した学生さん方、本当におつかれさまでした。

新卒で就活中の方、ある程度経験積んで転職考えてる方もいらっしゃると思います。

20代に医療事務を経験して、来年度の診療情報管理士試験勉強中のアラフォー放射線技師より現在の診療報酬制度から技師の活躍できる病院の選び方を紹介したいと思います。

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診療報酬の支払い方式には『①個別出来高払い方式』②定額払い方式』の2つありです。

『①個別出来高払い方式』

診察、検査などの診療行為を点数化して診療報酬として支払うものです。

クリニックや病院の外来や、入院の一般病床などはこれに該当します。

検査に関してはもちろん回数制限や月2回目以降の減額などはありますが、基本的には検査やった分だけ診療報酬として請求できるので病院利益になります。

『②定額払い方式』

診療1件もしくは1日当たりに対して定額で支払う方式です。

入院病床で療養型・介護療養型病棟や回復期リバビリ病棟、地域包括ケア病棟などと呼ばれるものはこれに該当します。

これらの病床は診療行為(検査・投薬・注射など)は、1日あたりの入院費が決まっておりそれに含まれてしまいます。

つまり1日当たりの収益は定額なので、いくら検査してもタダ働きとなってしまうことです!!

言ってしまえばサブスクのようなものです。患者や医療費を抑えたい国にとってはお得なシステムですが、技師サイドからしたら検査ができない技師泣かせのシステムです。また、サブスクの少ない検査数のためにCTやMRIなどの高額医療機器に対して病院が投資してくれるかと言ったら・・・耐久年数すぎても買ってはくれないし安価な装置しか購入しませんよね…

病院側は、単価の高い検査(CT・MRIなど)の検査オーダーは急変しないかぎり行わないし、やった分だけ収益になる一般病床に転院させてから検査した方がお得です。

すべての病院がこれにあてはまるわけではありませんが、一般病床ゼロで定額払い方式(介護療養・リハビリ・地域包括など)の病床のみで運用している地方の病院はけっこうあります!

なぜなら、医師看護師不足やベッド稼働率を維持させて病院経営を安定させるためですが、現在の診療報酬システムから考えると致し方ない傾向だと思います。

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これらを踏まえて『①個別出来高払い方式=一般病床のある病院』の方が、技師が活躍できる病院であると思います。

私自身、30歳手前で病院方針の転換ですべての一般病床を介護病棟に転科され、検査数激少し転職を余儀なくされた経験があります。(※検査数減少に伴いケアマネやれと言われて辞めました)

医事課や病院経営管理職の人たちはこのことを知っていますが、技師の9割の人はこのことを知らずに就職していまい、技師以外の業務(介護助手や薬局助手など)を手伝っているという話も聞きます。

一度就職すると転職するのも簡単ではないと思います。

この情報が就活の参考になればと思います。参考にしてみてください!!

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