【放射線技師】国家試験後に新卒で失敗しない地方病院の選び方(IターンUターン希望者編)

放射線技師

2月中旬に国家試験受験した学生さん方、本当におつかれさまでした。

自己採点を終えてホッとしている方、合格しているかそわそわしている方、様々すごしていると思います。

都心の某大学病院からUターン就職した自身経験から、失敗しない就職先の選び方を紹介したいと思います。

まず、国家試験後、自己採点の結果をみて就活を始める学生さんも多いと思います。私もその1人でした。国家試験前であれば大学病院や公立病院の新卒一括採用に応募できますが、この時期になると臨時採用がほとんどです。臨時で経験を積むという方法もありますが、正規採用では民間病院が選択肢となってきます。

今回は民間病院での首都圏と地方では違いから病院選びのポイントを2つ紹介したいと思います。

①『内科系』よりは『外科系主体(特に整形外科)』の病院を選ぶ!

新卒の場合、基礎的な知識があっても技術を習得する必要があります。

その場合、内科系病院に就職してしまう四肢や脊椎などの骨の撮影経験がつめない可能性が高いです。なぜなら、内科医師にとって専門外の外科患者はみないし来ても撮影せずに外科系病院に紹介してしまうことが多いです。

検査オーダーは必然的にレントゲンは胸部、腹部、CTは頭部、胸腹部、MRIは頭頸部、腹部骨盤部などに偏ってしまい検査経験がつめません。外科系のレントゲンやMRIは脊椎や肩、膝関節など整形外科領域の撮影技術の習得が困難です。

ここで病院選びで要注意なことがあります!

病院規模の大小で選んではいけないということです!!

地方では300床規模の病院でも応援医師が週1回の外来のみで外科を標榜している病院は多数あります。

検査実績をHPに載せている病院であればいいのですが、実際載せている病院はほぼないです。

病院のHPの『常勤医師紹介』で外科医が数名在籍しているか『施設基準』などで手術実績あるかを確認してから応募しましょう。

手術室で働く

②救急指定病院(できれば2次救急以上)を選ぶ!

首都圏と地方ではなぜなら新患患者数と年齢層が全く違います。

基本的に新患であれば初診で状態把握のため検査することが多く、年齢層が低ければ定期検査を積極的に行い長期的に検査数を保持できますが、逆に高齢になるほど定期検査が減る傾向にあります。

地方では圧倒的に慢性疾患の高齢者が多く、また高齢者は介護施設入所や亡くなることがあります。

さらに過疎化もあって新患患者数も少ない傾向にあります。

首都圏の同規模の病院と比べて検査数が少なく100床以上あってもパート技師1人体制のとこもざらにあります。

その見極めとしては救急指定病院であるかどうかです。救急指定病院であれば救急外来、および救急車搬送によってレントゲンや全身CTなどの検査オーダーが見込めます。2次救急であれば入院施設を有するので後日、造影CTやMRI、TV検査(チューブ挿入やカテーテル検査など)の精査を行うことがあるので新患患者数と年齢層に検査数が左右されず検査数と経験を積むことができます。

※1次救急では入院施設を有してないので経験を積むには入院施設を有する2次救急以上をお勧めします。

各病院HP上もしくは各都道府県の医師会HPには救急指定がどうか表示があるので確認してみましょう!

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最後に、給与面のお話しをします。

私の地域では国公立病院の給与規定が高く大学病院や民間病院は圧倒的に低いです。定年間際の技師長クラスで年収200万以上違います。都道府県によって病院数や割合が違うので一概には言えませんが、将来的なことを考えて経験積んでから転職を想定しての新卒就職先を選ぶのも必要になるかと思います。

いろいろ迷うとは思いますが、求人ながめるときぜひ参考にしてみてください!!

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