【超音波検査士対策】あきらめないで!クリニック、検査数少ない病院でも検査実績(20症例)集めれるよ!!(消化器編③) 

超音波検査士(消化器)

超音波検査士試験を受ける為には、必ず通る検査実績(20症例)の提出です。

日本超音波医学会のHPの『超音波実績作成の手引き』の必要症例数をみて『C-6 消化管 3症例』をみてこれがネックであきらめていませんか?

実は集め方次第で集めることが出来る症例がありますよ~!

その症例は『感染性腸炎』です。

『虚血性腸炎』は右結腸に多く、腹痛や下痢・嘔吐などの消化管症状で判断され画像検査しないことが多いです。逆に症状が強く出ていて血液データで炎症反応高ければ『虫垂炎疑い』でCT検査となってしまいエコー検査は適応にならないパターンがほとんどです。

しかし、感染性腸炎腸炎では、エコー所見で腸管の5層構造のうち粘膜下層の浮腫性肥厚が見られます。

これは非造影(=単純)CTでは判別困難な所見で造影CTでもハッキリしないこともありエコーが診断に有用であるということです。

また、回腸末端炎、虫垂炎、憩室炎などの鑑別について記載すると超音波実績レポートも上手くまとまると思います。

ただし要注意があります!!

①左結腸に所見が見られるとき

②腸管に強い浮腫性の肥厚があるとき

③5層構造のうち固有筋層に低輝度の肥厚が見られるとき

④腹水貯留があるとき

これらの所見があれば『虚血性腸炎』の可能性があります。

一過性のものが多いですが、腸管壊死となることもあるのでその場合は造影CT検査や内視鏡検査などでの精査となります。

バイエル画像検査室 | 造影剤と画像診断情報サイト Bayer-Radiology

その時は超音波診断『虚血性腸炎疑い』臨床診断『虚血性腸炎』などと記載する必要があります。

私の場合、外来担当医に

『CTやるほどじゃない人を点滴ついでにエコーやらせてください!』

とお願いしてエコー検査させていただき10人ほど検査し1-2症例ほど集まりました。

思ったより簡単に集まる症例だと思います。ぜひ試してみてください!

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